Unit_AnalogInOut_FP0_A21

FP0-A21ユニットとの間で書き込みおよび読み出しを行うためのファンクション。

このファンクションは、アナログユニットのアナログ出力チャンネルにデジタルデータを書き込み、アナログ入力チャンネルから変換後のデジタルデータを読み出します。アナログ値として変換、出力されるデジタル値はiOutChannelに指定します。アナログユニットからの変換後のデジタル値は、出力変数iInChannel0およびiInChannel1にチャンネルごとに保存されます。

アナログ値の範囲はディップスイッチで設定する必要があります。

パラメータ

入力

iIOWordOffset (INT)

アナログユニットの装着位置に従って、WX/WYの先頭アドレスのオフセットを設定します。

CPUに直接接続されているアナログ増設ユニット(アダプタなし)の場合ExpansionUnitToIOWordOffset_FP0を使用するか、以下の設定を行います。ユニット番号12 (WX2/WY2)、ユニット番号24 (WX4/WY4)、ユニット番号36 (WX6/WY6)。

アダプタを介してCPUに接続されているアナログ増設ユニットの場合: ExpansionUnitToIOWordOffset_FPX_FP0を使用するか、次のテーブルからオフセットを選択します。

アダプタに対するユニットの位置

CPUに対するアダプタの位置

第1ユニット

第2ユニット

第3ユニット

第4ユニット

第5ユニット

第6ユニット

第7ユニット

第8ユニット

第1ユニット

30

40

50

60

70

80

90

100

第2ユニット

32

42

52

62

72

82

92

102

第3ユニット

34

44

54

64

74

84

94

104

iOutChannel (INT)

アナログユニットによって変換、出力されるデジタル値を設定します。

  • -10.0+10.0Vの場合: -2000~+2000
  • 0.020.0mAの場合: 0~4000

出力

iInChannel0iInChannel1 (INT)

アナログユニットで変換されたデジタルデータをチャンネルごとに返します。

  • 0~5V、0~20mAの場合: 0~4000 (配線方法による)
  • -10~+10V、-100~100mVの場合: -2000~+2000
  • 25~1000°Cの場合: 25~1000
  • 0~-100°Cの場合: 0~-100

ディップスイッチの設定

ディップスイッチの設定は、電源をOFFからONにすると有効になります。

入力レンジと平均化:

平均化なし: 変換データは、各チャンネルの、各A/D変換ごとに、指定された入力接点エリアにセットされます。

平均処理あり: 各チャンネルの、各A/D変換ごとに、最新の10回のデータのうち、最大値と最小値を除き、残りの8回のデータを平均して結果が決定されます。

 

0~5V、0~20mA

-10~+10V

平均化なし

平均処理あり

平均化なし

平均処理あり

熱電対入力レンジ:

熱電対の場合は、平均化が常に実行されます。

  • 熱電対タイプK
     

    端子温度~1000°C

    -100°C~端子温度

  • 熱電対タイプJ
     

    端子温度~750°C

    -100°C~端子温度

  • 熱電対タイプT
     

    端子温度~350°C

    -100°C~端子温度

出力レンジ:
 

0~20mA

-10~+10V

入力配線

電圧入力

電流入力

IN/VとIN/COM端子間に入力機器を接続します。

IN/VとIN/I端子を接続します。ブリッジとIN/COM端子間に入力機器を接続します。

熱電対入力

端子温度よりも高い温度:

IN/V端子を熱電対の(+)側に接続します。IN/COM端子を熱電対の(-)側に接続します。

端子温度よりも低い温度:

IN/V端子を熱電対の(-)側に接続します。IN/COM端子を熱電対の(+)側に接続します。

出力配線

電圧出力

電流出力

OUT/VとOUT/COM端子間に出力機器を接続します。

OUT/IとOUT/COM端子間に出力機器を接続します。

変換特性

0mA~20mA入力または出力

0V~5V DC入力

-10V~10V DC入力または出力

デジタル値(INT)

アナログ値

デジタル値(INT)

アナログ値

デジタル値(INT)

アナログ値

0

0.0mA

0

0.0V

-2000

-10.0V

800

4.0mA

400

0.5V

-1500

-7.5V

1600

8.0mA

800

1.0V

-1000

-5.0V

2400

12.0mA

1200

1.5V

-500

-2.5V

3200

16.0mA

1600

2.0V

0

0.0V

4000

20.0mA

2000

2.5V

+500

+2.5V

 

2400

3.0V

+1000

+5.0V

2800

3.5V

+1500

+7.5V

3200

4.0V

+2000

+10.0V

3600

4.5V

 

4000

5.0V

熱電対入力:

端子温度以上

端子温度未満

デジタル値(INT)

アナログ値

デジタル値(INT)

アナログ値

25

25°C

0

0°C

250

250°C

-25

-25°C

350

350°C

-50

-50°C

500

500°C

-75

-75°C

750

750°C

-100

-100°C

1000

1000°C

 
ヒント

このコマンドの説明では、基本的なハードウェアのドキュメンテーションのみを提供します。技術的な内容の詳細については、マニュアルを参照してください。

FP0 アナログI/Oユニットマニュアル

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

	VAR
		iOutChannel: INT:=0;
		iIOWordOffset: INT:=0;
		iInChannel0: INT:=0;
		iInChannel1: INT:=0;
	END_VAR

LDボディ

ExpansionUnitNumberToIOWordOffset_FP0またはExpansionUnitNumberToIOWordOffset_FPX_FP0を使用して、CPUに接続されたアナログユニットのワードオフセットを計算します。

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 5 ;
        NETWORK_BODY
B(B_F,Unit_AnalogInOut_FP0_A21!,,25,1,38,5,,?DiIOWordOffset?DiOutChannel?CiInChannel0?CiInChannel1);
B(B_VARIN,,iOutChannel,23,3,25,5,);
B(B_VAROUT,,iInChannel0,38,2,40,4,);
B(B_VAROUT,,iInChannel1,38,3,40,5,);
B(B_VARIN,,1,3,2,5,4,);
B(B_F,ExpansionUnitNumberToIOWordOffset_FP0!,,5,1,25,4,,?DiExpansionUnitNumber?C);
L(1,0,1,5);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

Unit_AnalogInOut_FP0_A21(iIOWordOffset := iIOWordOffset,
                        iOutChannel := iOutChannel,
                        iInChannel0 => iInChannel0,
                        iInChannel1 => iInChannel1);

最終修正日: 2024-10-02このページに関するフィードバックお問い合わせ窓口