Unit_AnalogInput_FP0_TC4_TC8

FP0-TC4またはFP0-TC8ユニットから読み出しを行うためのファンクションブロック。

このファンクションブロックは、アナログユニットのアナログ入力チャンネルから変換後のデジタル値を読み出します。変換後のデジタル値は、出力変数iInChannel0～iInChannel3 (FP0-TC4)またはiChannel0～iChannel7 (FP0-TC8)にチャンネルごとに保存されます。

熱電対のタイプ、温度単位(°C、°F)、および入力チャンネル数は、ディップスイッチで設定する必要があります。

パラメータ

入力

iIOWordOffset (INT)

アナログユニットの装着位置に従って、WX/WYの先頭アドレスのオフセットを設定します。

CPUに直接接続されているアナログ増設ユニット(アダプタなし)の場合：ExpansionUnitToIOWordOffset_FP0を使用するか、以下の設定を行います。ユニット番号1は2 (WX2/WY2)、ユニット番号2は4 (WX4/WY4)、ユニット番号3は6 (WX6/WY6)。

アダプタを介してCPUに接続されているアナログ増設ユニットの場合: ExpansionUnitToIOWordOffset_FPX_FP0を使用するか、次のテーブルからオフセットを選択します。

アダプタに対するユニットの位置	CPUに対するアダプタの位置
アダプタに対するユニットの位置	第1ユニット	第2ユニット	第3ユニット	第4ユニット	第5ユニット	第6ユニット	第7ユニット	第8ユニット
第1ユニット	30	40	50	60	70	80	90	100
第2ユニット	32	42	52	62	72	82	92	102
第3ユニット	34	44	54	64	74	84	94	104

出力

iChannel0～iChannel7 (INT)

アナログユニットで変換されたデジタルデータをチャンネルごとに返します。

値：

K、Jタイプ:
-100.1°C～+500.1°Cの場合: -1001～+5001
-148.1°F～+790.1°Fの場合: -1481～+7901
Tタイプ:
-100.1°C～+400.1°Cの場合: -1001～+4001
-148.1°F～+752.1°Fの場合: -1481～+7521
Rタイプ:
0°C～1500.1°Cの場合: 0～15001
32°F～1590.1°Fの場合: 320～15901

断線: 8000または16000

ディップスイッチの設定

ディップスイッチの設定は、電源をOFFからONにすると有効になります。

熱電対のタイプ

	K	J	T	R

温度単位

	°C	°F

チャンネル数

	2 (0および1)	4 (0～3)	6 (0～5)	8 (0～7)

入力配線

ヒント

このコマンドの説明では、基本的なハードウェアのドキュメンテーションのみを提供します。技術的な内容の詳細については、マニュアルを参照してください。

FP0 熱電対入力ユニットマニュアル

例

POUヘッダ

POUヘッダには、このプログラムで使用するすべての入力変数と出力変数を宣言します。 POUヘッダは全プログラム言語で使用できます。

VAR
	Inst_FP0_TC4_TC8: Unit_AnalogInput_FP0_TC4_TC8;
	iTC_In0: INT:=0;
	iTC_In1: INT:=0;
	iTC_In2: INT:=0;
	iTC_In3: INT:=0;
	iTC_In4: INT:=0;
	iTC_In5: INT:=0;
	iTC_In6: INT:=0;
	iTC_In7: INT:=0;
END_VAR

POUボディ

ExpansionUnitNumberToIOWordOffset_FP0またはExpansionUnitNumberToIOWordOffset_FPX_FP0を使用して、CPUに接続されたアナログユニットのワードオフセットを計算します。

LDボディ

BODY
    WORKSPACE
        NETWORK_LIST_TYPE := NWTYPELD ;
        ACTIVE_NETWORK := 0 ;
    END_WORKSPACE
    NET_WORK
        NETWORK_TYPE := NWTYPELD ;
        NETWORK_LABEL :=  ;
        NETWORK_TITLE :=  ;
        NETWORK_HEIGHT := 17 ;
        NETWORK_BODY
B(B_COMMENT,,Analog Unit TC4 TC8ø^Usage with FPX,2,0,22,2,);
B(B_COMMENT,,Function block of the Analog UnitFP0_A80 to read the Analog Input Dataø^Range K~J Type ( -100~1°C to 500~1°C--> -1001 to 5001 or -148~1°F to 790~1°F --> -1481 to 7901)ø^Range T Type: ( -100~1°C to 400~1°C --> -1001 to 4001 or  -148~1°F to 752~1°F --> -1481 to 7521)ø^Range R Type: (0°C to 1500~1°C --> 0 to 15001 or 32°F to 1590~1°F --> 320 to 15901)ø^8000(When the thermocouple is broken),28,1,73,6,);
B(B_VARIN,,1,1,8,3,10,);
B(B_VARIN,,2,1,9,3,11,);
B(B_FB,Unit_AnalogInput_FP0_TC4_TC8!,fbInstance10,28,7,43,17,,?BiIOWordOffset?AiChannel0?AiChannel1?AiChannel2?AiChannel3?AiChannel4?AiChannel5?AiChannel6?AiChannel7);
B(B_F,ExpansionUnitNumberToIOWordOffset_FPX_FP0!,,3,7,25,11,,?DiFPX_ExpansionUnitNumber?DiFP0_ExpansionUnitNumber?AiIOWordOffset);
L(25,9,28,9);
L(1,0,1,17);
        END_NETWORK_BODY
    END_NET_WORK
END_BODY

STボディ

Inst_FP0_TC4_TC8(iIOWordOffset := 2,
	iChannel0 => iTC_In0,
	iChannel1 => iTC_In1,
	iChannel2 => iTC_In2,
	iChannel3 => iTC_In3,
	iChannel4 => iTC_In4,
	iChannel5 => iTC_In5,
	iChannel6 => iTC_In6,
	iChannel7 => iTC_In7);